「水と緑と詩のまち」前橋市を流れる広瀬川の河畔に建つのが前橋文学館。口語自由詩を確立した萩原朔太郎(はぎわら さくたろう)を中心に、平井晩村、高橋元吉、萩原恭次郎、伊藤信吉ほか多くの詩人を輩出した前橋は「近代詩のふるさと」。朔太郎展示室には、朔太郎自筆の原稿や遺稿、書簡、生前の愛用品などが並んでいます。
萩原朔太郎などゆかりの詩人、文学者たちを紹介
「日本近代詩の父」と称される萩原朔太郎は、明治19年1月1日、群馬県東群馬郡北曲輪町(現:前橋市千代田町)に生誕。
長男(太郎)で朔日(ついたち)生まれであることから、朔太郎と命名されました。
前橋文学館では、「ぎたる弾くひと」「追憶の群像」「抒情と憤怒」「郷愁の日々」「忘れえぬ人々」というテーマに分けた展示解説で朔太郎の生い立ちや素顔に触れることができます。
また「詩のステージ」では朔太郎自身による朗読も聞くことも可能。
近代文学展示室には、平井晩村、山村暮鳥、高橋元吉、萩原恭次郎、佐藤垢石、東宮七男、伊藤信吉、室生犀星、北原白秋、草野心平などゆかりの作家を紹介。
映像展示室では「前橋の風土と文学」(18分)、「萩原朔太郎の業績と生涯」(18分)を上映。
企画展も随時開催。
ミュージアムショップでは、ブックカバー、文鎮などオリジナルグッズも充実。
前橋文学館と広瀬川を挟んだ河畔緑地には萩原朔太郎の生家が移築され、「萩原朔太郎記念館」として公開されています。
また、広瀬川河畔緑道には多くの詩碑があり、格好の文学散歩コースとなっています。
前橋文学館 | |
名称 | 前橋文学館/まえばしぶんがくかん |
所在地 | 群馬県前橋市千代田町3-12-10 |
関連HP | 前橋文学館公式ホームページ |
電車・バスで | JR前橋駅から徒歩18分 |
ドライブで | 関越自動車道前橋ICから約5km |
駐車場 | 市営パーク城東・城東町立体駐車場(442台/有料) |
問い合わせ | 前橋文学館 TEL:027-235-8011 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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